子宮内膜症に手術は必要か?また手術費用の目安について
子宮内膜症の治療のために手術が必要かというのは、非常に難しい問題です。
子宮内膜症という病気は、患者さんにいって症状が大きく異なっており、同じく子宮内膜症といっても適切な治療法は患者さんごとに異なるためです。手術をした方がいいのか、それとも薬での治療がいいのかというのは多くの患者さんが悩むところですが、そこは医師を信頼してよく話し合うことが必要でしょう。
手術を行えば、内膜症を起こしている病変を切除することができます。しかし、手術をすれば手術のよる癒着が起こる可能性もありますし、子宮内膜症は若い女性が患っていることも多いため体にメスを入れることに抵抗があるという人もいるでしょう。ただ、手術では確実に病変を目で見て把握できるというメリットもあります。子宮内膜症の手術は、開腹手術と腹腔鏡による手術がありますので、いざ手術をするとなってもどちらの方法で手術を行うのかということも選択しなくてはなりません。ただ、症状によっては腹腔鏡による手術は行えないケースもあります。
どんな手術を行うのかは、患者さんの年齢や結婚、出産の有無などによっても変わってきます。結婚も出産もすでにしていて、今後妊娠を望む可能性がない場合には、今後妊娠をするという可能性は排除して手術が行われることもありますが、そうでない場合には、妊娠をするための環境を整えるというのも手術に求められる大切な役割です。子宮内膜症の手術は、ただ病気を治すということではなく、その後の患者さんの人生のクオリティに影響するものですので、患者さんの希望と病状をよく検討した上で手術をする必要がありまうす。
手術の際にかかる費用についても、どんな手術内容になるのかによって異なるため一概には申し上げられないのですが、一般的に1週間程度の入院をともない開腹のよる手術が行われた場合で、80万円から100万円程度の費用がかかるといわれています。もちろん保険を適用して治療することもできますので、保険を適用する場合にはここから3割を負担することになります。しかし、腹腔鏡の手術を行う場合にはもう少し費用がかかるケースもあることや、症状によって入院が長引いたり、行う処置が増えればそれだけ費用もアップすることになります。
子宮内膜症は初期のうちに見つかれば、薬物療法でも十分に効果があるケースも多いですので、手術が必要になる前の段階で見つけるということも大切です。生理のある年齢の女性であれば誰でも発症する可能性がある子宮内膜症ですので、定期的な検診による早期発見を心がけましょう。